世界で初めて歩行の全段階をコンピューターで制御する膝継手として発売されたC-Leg。今年25周年を迎えたということで、先日Ottobock.より公式発表がありました。
それは、C-Leg4に新色が加わり2色展開になったこと、そして新たに機能が追加されたという情報です。
新色となるC-Leg4ミッドナイトシャドーはこちら
シックな色合い。今までの膝継手にはないカラーで、これは好みかも。
C-Leg4の外装(フレーム)はカーボン製です。その上に何グラムかの塗料が乗っているのですが、外装色は2種類ありました。ヴォルケーノシャドーという色とデザートパール(国内表記:パールブラウン)です。これらはC-Leg4発売時にドイツで流行った色を採用したそうです。つまり、C-Leg4発売当時(2015年)のドイツではこの2色が流行っていた訳ですね。

うーん。
ヴォルケーノシャドーは兎も角として、日本人の僕の感性だとこのパールブラウンは非常にダサいなぁ、というのが率直な感想です。マーガリンに醤油を混ぜたような何とも言えない色合いです。
ちなみに同社から発売されているKenevoという膝継手もこれに近い同様の残念な色をしています。
その後ヴォルケーノシャドーはラインナップから消え、パールブラウンのみとなりました。今回の新色ミッドナイトシャドーは落ち着いた印象で、パールブラウンより何倍もカッコいいと感じます。これはぜひ実物を見てみたいと思いました。
でも僕は断然、カーボン素地の上にクリアが乗っているだけのC-Leg4が、無骨でシンプルで一番かっこいいと思っています。

今回の発表では色の追加だけでなく、充電口がスライド式に変更されたり、座位動作のサポートオプションも加わっていたりするようです。これは実質C-Leg4のマイナーチェンジではないでしょうか。
ちなみにC-Leg4はottobock.のMPK(Microprocessor Controlled Knee)シリーズの中で最も売れているそうです。
僕が実際に使用していて常々感じるのは、機能性のバランスが優れているという点です。売れているのも納得。
GeniumやKenevoの販売状況などからみて、今後C-Legは絶版になると予想していたのですが・・・良い意味で裏切られました。今後の開発に注目です。
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