両大腿義足で歩くコツ①

昨日は靴を買いにショッピングモールへ行きました。
義足を履いて買い物に行くのは初めてでしたが、公園の散歩とはまた違う楽しさを満喫してきました。

室内は基本的に段差やうねりが無いので歩くのは楽なのですが、床材はフロアによって使い分けられていました。
歩く場所によって義足を通して断端に伝わってくる感触が異なるため、歩いていてとても良い経験になりました。
例えばカーペットであったりフローリングであったり、木目や石材のフロアタイルであったり。それぞれの床材の違いにより、歩く感覚も微妙に異なります。滑りやすいフロアタイルの上を歩いたときは少し緊張しました。

今回、買い物に行ったショッピングセンターの床について、両足短断端の義足ユーザーとして、自分なりの歩き方のコツを綴ってみます。

■絨毯・カーペット
柔らかくて滑りにくい床材で沈み込むため、足をずると即転倒に繋がる。そのため、歩くときは足を数ミリ高く持ち上げるように意識する。粘ってからは確実に膝をリリースするよう体重を抜くこと。ずらないように意識するので疲れる。

■フローリング
適度に反発があり、とても歩きやすい。
転がるようにどんどん義足に乗っていけるので、歩いていて気持ち良い。人が飛び出してくることを考えて、すぐに止まれるよう安全マージンを保っておくこと。

■フロアタイル
硬いので気をつけないと跳ねる。
断端に受ける衝撃が強いので、荷重移動の際に腰を使っていなすように意識すると断端を痛めない。

今回歩いた各フロアの他にも、アスファルトや芝生や砂場など、歩く場所や状況によって、歩き方や義足に対する頼り方(乗り方)を毎歩左右の足で変えています。そうすることで、断端を痛めず、なるべく疲労を溜めないように歩くことができるからです。

両大腿義足で歩くためには、あらゆる路面状況に順応するための高い練度が必要です。

義足歩行を獲得するためには、何度も転んで頭と体で覚えます。転ぶのは歩行を上達するためのヒントでもあるんです。
でも、なぜ転んでしまったのか?どうしたら転ばないように歩けるか?を学ばないと、また転びます。訓練の意味を知った上でのトライ&エラーは重要です。

今回は室内を歩きながら、そんなことを考えていました。結局、靴は買わずに服を買って帰ってきました。

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